茅の輪の潜り方とその意味
茅の輪とは?
茅の輪(ちのわ)は、神社の入口などに設置される大きな草で作られた輪のことです。この輪をくぐることで、心身を清め、災いを取り除くとされています。特に夏の「大祓(おおはらえ)」という行事でよく見られます。
茅の輪くぐりの時期
茅の輪くぐりは主に次の時期に行われます:
1. 夏越の大祓(6月30日)
夏越の大祓は、1年の前半を無事に過ごせたことに感謝し、後半の健康と幸運を祈願するための行事です。この時期に多くの神社で茅の輪くぐりが行われます。
2. 年越しの大祓(12月31日)
年越しの大祓は、1年の終わりに心身を清め、新しい年を迎える準備をするための行事です。この時期にも茅の輪くぐりが行われることがあります。
3. その他の特別な日
神社によっては、地域の伝統や行事に合わせて、別の時期に茅の輪くぐりが行われることもあります。
茅の輪をくぐる意味
茅の輪をくぐることには、以下のような意味があります:
- 心身の清め:古くから茅の草には魔除けの力があるとされており、茅の輪をくぐることで心身を清めるとされています。
- 災い除け:茅の輪をくぐることで、その年の災厄を除けると信じられています。
- 健康祈願:無病息災を願う意味もあり、健康で過ごせるようにと祈ります。
茅の輪の潜り方
茅の輪をくぐるには、決まった方法があります。ここでは、その手順をわかりやすく紹介します。
1. 一礼する
まず、茅の輪の前で一礼します。これから清めの儀式を行うため、心を静かにして感謝の気持ちを持ちましょう。
2. 左回りに一回目
- 茅の輪の左側から入り、半時計回りに回ります。
- 茅の輪をくぐり、左に回りながら元の位置に戻ります。
3. 右回りに二回目
- 今度は右側から入り、時計回りに回ります。
- 茅の輪をくぐり、右に回りながら元の位置に戻ります。
4. 左回りに三回目
- 最後にもう一度左側から入り、半時計回りに回ります。
- 茅の輪をくぐり、左に回りながら元の位置に戻ります。
5. 最後にまっすぐくぐる
最後に茅の輪をまっすぐにくぐり、そのまま神社の境内に入ります。これで、茅の輪をくぐる儀式が完了です。
6. お参りをする
茅の輪をくぐった後は、神社でお参りをしましょう。心を清めた状態で、感謝の気持ちやお願い事を伝えると良いでしょう。
まとめ
茅の輪をくぐることは、古くからの伝統であり、心身を清め、災いを除けるための大切な儀式です。正しい方法で茅の輪をくぐり、心を落ち着けて神社でお参りをすると、より一層ご利益を感じることができるでしょう。ぜひ一度、茅の輪くぐりを体験してみてください。
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